循環型家づくり
森林との共生を考えて、農林漁業が自然循環できる材料を使用し、その土地の気候・風土に合わせて、環境負荷の少ない生活がおくれる家づくり、それが「びわこ板倉の家」の循環型家づくりです。
東日本大震災後、第6次産業化への取組みが活発になり、日本の山の木をふんだんに使用した家づくりがふえて
自然素材を多用して再利用と自然分解ができる有機材料で自然循環できるような仕組みの家づくりが必要です。
先人達がつくってくれた日本の文化的な家づくりを考えてみませんか?
「拵う」家づくり
工業生産の建材が均一に作られるのに対し、自然素材である木は複雑で、一つ一つが個性的、ひとつとして同じ顔はありません。最近あまり聞かれなくなったこの言葉、「施主が誂う(あつらう)、設計者が設う(しつらう)、生産者と職人が拵う(こしらう)」この関係と発想を大事にしていきたいと考えています。無垢素材や自然素材を活かした技術と知恵、手を加え仕上げる・・・「拵う」というコンセプトにこだわって仕事をしています。
家は“つくるもの”
今の家づくりは施工性がよく完成度が高いのですが、コスト重視でつくり手と住まい手の関係が希薄でなりません。家は“つくるもの”でなく“買うもの”へと変わってしまいました。「びわこ板倉の家」ではお施主さまの夢を形にする為、共に一生懸命知恵を出し手間をかけて家づくりをしていきます。そして、引渡した後も手間をかけて生活して頂きたいのです。小さなお子さまから家族すべてが一緒に手間をかけて生活して頂けたら、様々な出来事が思い出となり、五感に残り、癒しの家へと変わります。大人になって簡単に解体して建て替えようなんて考えられないと思います。新築時が一番いい家でなく、手間をかけてやる事で住むほどにどんどん味わい深くなる家を目指して一棟一棟、魂を込めてつくります。