薪を代替エネルギーとして考えてみませんか?
東日本大震災後、日本列島では火山活動が活発になり原子力発電の電力供給が火力発電にもどり、そして木質バイオマス燃料発電へ意向し地域で電力を担うような考え方に意向し始めています。
戦後70年と報道で耳にするようになりましたが日本は復興施作(住宅供給)で植林を促しきましたがコストの安い海外からの木材に押され国産材の使用が減少いたしました。
日本の山は人工的に植林された林で70年〜80年サイクルで活用(伐採)して植林を繰り返してきました。
つまり、国産材をおおいに活用する時期になってきているのです。
現代生活は快適で便利であるかわりに本来日本にある文化的な生活からは戦後かけ離れてきたように思うようになりこのような活動を10年ほど前から行っています。
「びわこ板倉の家」と薪・ペレットストーブは相性バツグン
「びわこ板倉の家」は間仕切りが少なく、夏場は自然風が通りエアコンの使用回数が少なくてすむのですが、冬場は家を丸ごと暖める輻射・対流・伝導の温熱効果のいい暖房が必要になります。そこで弊社では薪・ペレットストーブを設置される事をおすすめしています。薪ストーブの場合、火を入れて30分もすれば家全体が暖かくなり、夜は薪を入れて空気を絞って寝れば、ゆっくり炭化しながら徐々に火が消えた後も、家全体や耐火レンガなどが十分に暖められているのでゆっくり温度が下がります。特に杉は蓄熱性が高いので一度暖まるとなかなか冷めません。お施主さまからは『以前の家だと冬場の冷たい床はスリッパを履かずにはいられなかったがこの家は裸足で大丈夫です。』と薪ストーブの効果を説明してくれます。ちなみに、夏場は空気の調節を全開、又は扉を開けば気圧の差(煙突作用)で自然に換気ができ空気が動くため涼しく感じられます。
薪ストーブの種類
薪ストーブには鋼鈑製の他に鋳鉄製と大きく分けられます。
北米や北欧、ヨーロッパは鋳鉄製の薪ストーブが主流で燃焼方式も二次燃焼方式やクリーンバーン方式ですが、日本は比率的に針葉樹が多いので高温の燃焼に耐えられる、針葉樹(杉、桧、松、その他)&広葉樹(楢、樫、櫟、桜、その他)の両方燃やせる鋼板製の薪ストーブを薦めます。
鋳鉄製は重量が重く、蓄熱製も高く一日中暖房をされるお家におすすめですが、針葉樹などの油分が多い樹種を燃焼させると炉壁が高温で溶ける可能性があるため、広葉樹とミックスさせて燃やせば経済的です。
空気を温めるためには高エネルギーが必要(冷房よりも必要)であまり家におられないご家庭は針葉樹の方が室内の温度を素早く上げることができます。ある程度上がれば広葉樹を燃やして癒しの炎を楽しむ薪の使い分けが
最近は鋳鉄製薪ストーブで針葉樹OKのタイプもありますがコスト的にメリットがでにくいのが本音です。
一方、鋼板製の薪ストーブは、針葉樹・広葉樹どちらでも燃やすことができ、5年〜6年で償却できそれ以後はメリットがでてきます。海外製の素晴らしい薪ストーブは費用対効果として設備費の損益を回収することはほぼ無理だというデータ結果も出ています。
あと、為替が円安傾向なので原油価格に連動して電気・ガス料金が動くために薪の活用はメリットが出やすいと考えています。
石村工業製とモキ製作所がおすすめ
びわこ板倉の家は鉄工所(アイアンワークスFeクラフト)がスタートで平成5年から起業。
自社で開発・製作を検討しましたがどうしてもコスト(販売価格)を抑えないと普及しにくいと考え、構造や日本的モノづくりを考えて製作し、実生活に活用できる使いやすい薪ストーブを提案させています。
現在国内2社(長野県・岩手県)の技術・性能・コスト・メンテナンスのし易さで代理店をさせて頂いてます。
CRAFTMANストーブは岩手県釜石市のメーカー・石村工業(株)製の鋼鈑製ストーブです。
シンプルな構造と電気を使わずにペレットも燃やせて、ペレット〜薪〜ペレットの1シーズンで気温に合わせた使用方法を提案させています。
(株)モキ製作所製のストーブも燃焼システムがシンプルかつ高性能で樹種を問わず燃やせて生活スタイルに合わせた薪ストーブが選べます。